表面利回り及び投資倍率につきまして、商品ページにはファンド募集開始時点での暫定値を記載します。表面利回り及び投資倍率が決定されるのはエストニアグループ会社が資金需要者に対してユーロ建てで貸付を行うことに伴う為替リスクの低減を目的とした為替ヘッジ取引を実施した後で、その決定までの流れは次のとおりです。

まず、「ファンドの概要」に記載しました表面利回り及び投資倍率の暫定値は、本ファンド募集開始時点の市場環境を踏まえて設定した、運用開始の際のエストニアグループ会社における円貨から外貨への転換時の直物為替レートならびに為替ヘッジ取引に用いる直物為替レートおよび先物為替レートに関して、各見込値をもとにグループ会社間貸付（クラウドクレジット・ファンディングとエストニアグループ会社の間の貸付）の貸付金利を仮定したうえで、算出しております。

その後、為替取引実施の直前にエストニアグループ会社における円貨から外貨への転換時の直物為替レートが確定し、為替ヘッジ取引実施によって直物為替レートおよび先物為替レートが確定します。その時点で改めてグループ会社間貸付の貸付金利を設定することで、表面利回り及び投資倍率が確定します。

グループ会社間貸付の貸付金利は、グループ会社間の返済額が、エストニアグループ会社が資金需要者から受領する予定のユーロ建ての返済金額を、為替ヘッジ取引によって確定した先物為替レートで円換算した金額から、ファンド資産から負担することが見込まれる費用等（費用等の上昇の可能性を見込んだ余裕分を含みます）を控除した金額と均衡する金利（ただし当該金利が14.9%を超える場合は14.9%とする）として設定します。このグループ会社間貸付の貸付金利をもとに定まる元利金の支払スケジュールに従って、表面利回りおよび投資倍率が決定されます。ただし、このようにして算出した表面利回りが一定の値（下限値）を下回る場合は、ファンドは不成立とさせていただきます。